2009年10月24日

ボンネットに乗ったのは誰だ!


 昨日、自宅から山小屋に戻った。まず、真っ先に、置き去りにしておいた車を見に行った。驚いた!何者かが、僕の留守の間に、大切な車のボンネットの上を歩いたのだ。泥だらけの足跡が、点々と付いている。犬が上がるのは無理だ。ネコにしては足跡が大きすぎる。ひとつ心当たりがいる。そうだ!ハクビシンだ!よく見ると、鋭いつめのような跡が残っている。それに、先日の夕方、車を置いた方向で、ギャーギャー鳴いているのを耳にした。どうやら、森に見慣れないモノが止まっているので偵察に来たらしい。
 足跡がカッコいいので、しばらくそのままにしておこうと思っている。

2009年10月21日

秋のハンモック


 あまりに気持ちが良い秋晴れなので、急遽、ハンモックを吊るした。横になったら、木の葉の間から空が見える。空には、いわし雲がゆっくりと東に流れてゆく。目をつぶると、ハンモックの揺れに合わせて木漏れ日の光が、まぶたをなでる。いま、ポツンと落ちたのは、樫の実だろうか、檜の実だろうか。

2009年10月20日

庭の赤い実


 秋の庭は、いろいろな樹木が真っ赤な果実を付けている。カメラを抱えて探した。まずは小屋の前のコマユミ、その先のモッコク、少し離れたところにウメモドキとカマツカ。そうだ、僕が越してくる前からのノイバラとナンテンもあった。ヤマボウシとガマズミは、まだ木が幼くて花が咲かない。あと、2,3年はかかりそうだ。
 赤い実を探していたら、北斜面のヤマイモのツルに覆われた藪の中に、サザンカが純白の大輪の花を咲せているのを見つけた。いつの間にか、サザンカの季節になったのだ。いよいよ秋も深まってきた感じがする。


 

2009年10月19日

車の運転

 久しぶりにブログを更新した。この間、大げさに言うなら、僕にとって、ちょっとしたエポックメーキングな出来事があったのだ。そう、この歳(詳しくは内 緒)になるまで、普通自動車と縁が無かったのだが、この間にオフロード向きの軽自動車を手に入れ、本日、人生で初めて一人で運転したのだ。それも、山道を 30キロも。おかげで、くねくねした細いオフロードには自信が付いたが、まだ、街乗りは不安。更なる訓練を重ねなくては、一生、この八郷盆地から出られな くなる。

オオカマキリ

 
 さわやかな秋晴れの天気。目が覚めたら、ベッドの上の窓ガラスにオオカマキリがとまっていた。大きなお腹に朝日があたっている。まもなく産卵するのだろう。害虫を食べてくれるカマキリが増えるのは大歓迎だ。

 前回のジョロウグモのつづき :
 先の土曜日、茨城県自然博物館で、ボランティアの昆虫チームが、ジョロウグモの相撲を来館者に見せた。Tの字型に組んだ横枝の両端にメスのジョロウグモを配置して争わせようというのだ。いくつかのクモは派手に取っ組み合いしたが、平和主義者が多かったのか、なかなか戦おうとしない。案外、ジョロウグモは見かけによらず、おとなしいのかもしれない。でも、たいへん子供たちの関心を呼んだようで、大人気のイベントとなった。最初は、おそるおそる遠巻きに見ていた子らも、次第に近づき、やがてクモを素手でつかんで、「綺麗だね」とか「可愛いね」というほどなった。とうとう、自分で園内かクモを見つけてきて、相撲大会に飛び入り参加する子供まで現れた。
 クモを毛嫌いする人が多いのは、もしかするとクモ自体のことはよく知らないで、顔にかかったりする巣網かうっとしいだけからかもしれない。クモは、生態の面白いのが多いし、じっくり見るとなかなか美しくて魅力的な生きものである。

2009年10月8日

ジョロウグモ


 台風18号が本州を縦断して東北に抜けた。雨は止んだ。しかし、まだ、時々、雲間から強い風が吹き付けてる。その度に、庭の木々がザワザワと音を立てて大きく揺れる。窓を開けたら、ジョロウグモが、昨夜の嵐で壊れた巣を必死に修復していた。風に邪魔されてなかなか仕事が進まない。もとの見事な網にもどるのはいつのことだろうか。
 ところで、ジョロウグモは、「女郎蜘蛛」と書くことが多いが、古代は「上臈蜘蛛」の意味だった。「上臈」が「女郎」に身を持ち崩した理由は何だったのだろうか、彼女にそっと聞いてみたい。