2009年11月30日
晩秋の雨上がり
一晩中降り続いた雨は、朝に上がった。ピーをつれて庭に出た。小屋のほうを振り向くと、木々は、紅葉や黄葉の盛りをすぎて落葉し始めている。これまで茂みに隠れていた小屋が、枝の間からよく見える。
いよいよ冬がくる。足元を見ると、綺麗な黄色の玉が転がっている。ワルナスビの実だ。今頃の果実は可愛いが、夏の茎には鋭い棘があって、うっかり触れるとひどく痛い目にあう。
ひときわ赤く紅葉しているのは、ブルーベリーだ。これには、今年の夏、たっぷりご馳走になった。花も可愛いし、葉もすがすがしい、実は美しくて美味しい。そして、晩秋には美しい紅葉で楽しませてくれる。ブルーベリーに感謝。
mv7うy-v9:/y[t¥jmn:\:[。 ← ここまで書いて目を放した隙に、ピーがキーボードに乗って意味不明の文章をタイプした。最近、パソコンをやっていると邪魔ばかりする。どうやら、上の写真に写っている姿を探して欲しいと言っているようだ。
2009年11月23日
デッキで朝食を
2009年11月18日
秋の夜長
秋の夜長とは今頃のことを言うのだろうか。夕食からベットにもぐりこむまでの時間が長い。子猫のピーも遊び疲れて眠くなったらしい。膝の上でうとうとしている。流山の自宅から持ってきた松村の「アブサン物語」も岡谷公二の「原始の神社をもとめて」も読み終えてしまった。さて、次は何を読もうか?こんなとき、いつも手に取るのは、蒲松齢の「聊斎志異全訳全一冊」という分厚い本だ。これは17世紀の中国の不思議な出来事を集めたもので、鬼、人、狐、物、神が一つとなって繰り広げる世界には独特の魅力がある。生命の力が衰えてゆく晩秋の夜、静まり返った山小屋で一人読みふけっていると、物語がいやにリアルに感じられる。明日の朝は、冷えそうだ。
2009年11月12日
猫たんぽ
午後、流山から山小屋に戻った(勿論、車でだ)。筑波山の朝日峠を越えると、北の地平線あたりは雲も無く、そこから澄んだ冷たい風が吹きつけていた。「ああ、いよいよ木枯らしの季節になった」と独り言を呟いた。
ずっとピーを車に乗せていたから、小屋に着くなり散歩に出かけた。散歩といっても、ピーは歩くわけではない。ぼくの懐に抱かれて、谷を一周するだけである。ピーのやつは、上着から顔だけ出して、あたりをキョロキョロしている。山間の空気は冷たい。でも、だんだん、ピーの体温で、ぼくのお腹の辺りが暖かくなってくる。まるで湯たんぽを抱えているみたいだ。「猫たんぽ」だ。こんど人に出会ったら、この「猫たんぽ」を自慢してやろうと思っていたら、誰にも会わなかった。ふと覗いたら、いつの間にかピーは、気持ちよさそうに眠っていた。
2009年11月10日
2009年11月9日
秋深まる
朝から良く晴れた暖かな天気である。以前からやろうと思っていた小屋の塗装に手を付けた。色は、オリーブである。オリーブといっても、黒褐色に近い落ち着いた色である。終わったのは、午後2時ごろ。今回は2年前に増築した小屋の半分だけである。これで、小屋全体の色調が揃って、一体感が増した。
塗装が終わってから薪棚を整理した。いよいよ薪ストーブの季節の到来である。森を歩いていても、焚き付けに使えそうな杉の小枝に目がいく。薪ストーブは冬を楽しくする。それに、今年は子猫のPieもいる。
庭の木々も、だいぶ色付いてきた。コナラやクヌギはこれからだが、カツラ、カラコギカエデ、コマユミ、ナンキンハゼ、ナツツバキなどが今を盛りに紅葉している。トチとホウノキが大きな葉を落している。これから月末までの間が、一年で最も静かで美しい季節だ。一番好きな季節である。
塗装が終わってから薪棚を整理した。いよいよ薪ストーブの季節の到来である。森を歩いていても、焚き付けに使えそうな杉の小枝に目がいく。薪ストーブは冬を楽しくする。それに、今年は子猫のPieもいる。
庭の木々も、だいぶ色付いてきた。コナラやクヌギはこれからだが、カツラ、カラコギカエデ、コマユミ、ナンキンハゼ、ナツツバキなどが今を盛りに紅葉している。トチとホウノキが大きな葉を落している。これから月末までの間が、一年で最も静かで美しい季節だ。一番好きな季節である。
2009年11月6日
子猫にメロメロ
子猫のpieにメロメロだ。昨日は、何も予定が無かったので、朝から日が暮れるまで、たっぷり遊んだ。二人とも、ひたすら、「食う、寝る、遊ぶ」だけの一日。この小さな毛玉が、一緒に生きていることの喜びを与えてくれる。
Pieの命の恩人であるK君が、鹿島にヒラメを釣りに行った帰り山小屋に寄った。もちろん、Pieにご馳走するためである。われわれ二人は、残りをもらって夕食とした。そのとき、Pieを見つけたときの状況を聞いた。場所は、千葉県某市の工業団地のU字溝の中である。日時は、2009年10月2日の夕方。K君が、はじめ見つけたときは全身が泥まみれになっており落ち葉の中で蠢いていたので、てっきりヒキガエルだと思ったそうである。翌日も、同じところにいたので、酔っていた勢いもあって拾い上げたら瀕死の子猫だったのでマンションまでつれて帰り、湯たんぽをしてやり、離乳食を食べさせているうちに、だんだん元気になり、一命を取り留めたようである。
現在のPieは、体重が約900gで、歯が生えそろっているから、生後2月ぐらいかもしれない。するとPieの誕生日は、9月上旬頃だろう。子猫は、生後2~7週間でまわりの世界を認識して、自分の世界を形成するというから、かろうじてこの大切な期間にK君と出会って、「人」という生きものになつく機会を得たのだろう。
2009年11月4日
子猫のピー
近頃、僕の人生で「新たな」出来事が続いている。車に次いで、今度はネコだ。一昨日、友人のK君が、U字溝に落ちて死にかけていた子猫を拾ったのだが、ペット禁止のマンションでは育てるのは難しく、僕の山小屋につれて来たのだ。彼が言うには、立派な八郷山猫になるための訓練はしたという。バッタでも何でも食べて逞しく生きてゆけるように教育済みだと言う。だから、僕が流山に帰っている間でも、一人で生きて行けるという。
しかし、彼が連れて来た子猫を初めて目にした瞬間、もう駄目だ! あまりに可愛いい!あどけないつぶらな瞳で僕をじっと見つめている。抱き上げると、ふわふわの毛玉のように軽くて暖かい。確かに模様はサバトラ(グレーと黒の縞)で、いかにもヤマネコ風であるが、こんな可愛い子猫を、危険がいっぱいの八郷の野山で放し飼い何て出来ない。森には、ハクビシンやイノシシなど恐ろしい生きものがウロウロしている。しばらくは、小屋のなかに置いて、一緒に生活する事にした。
この子猫は、なかなか賢い。トイレも一発で覚えて粗相を一度もしたことが無い。それに、やんちゃで活発である。そして、何よりすこぶる美人である。そう女の子なのだ。性格もセンスも良さそうだ。
昨夜、名前をあれこれ考えた。片手に乗るくらい小さいので、Pico(ピコ)とした。ニックネームは、Pie(ピー)である。
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