2013年2月13日

小鳥の群れ

 朝起きて、庭を散歩しているとヤマガラ、エナガ、コゲラの鳴き声に包まれた。あちこちから鳴き声やブルルという羽音、カサコソと落葉をかき回す音が聞こえる。今年は、例年になくヤマガラの姿が目立つ。もしやと思って、先日植えたクロガネモチの木を見たら、赤い実はすっかり無くなっていた。小鳥たちのために植えたのだから、喜んでもらえたと思えば良いのだが、もう少し、せめて一週間は木に実らせておいて欲しかった。

2013年2月10日

光に力が

 
 ブログの更新はしばらくぶり。この間、決して忙しかった訳でなく、ただ、図書館で借りてきた本が面白くて、夜になるとずっと読書に没頭していた。読んだのは、いずれも民俗学関係のもので、井之口章治『筑波山麓の村』、前田速夫『白の民俗学』そして中沢新一の『精霊の王』である。いずれも、日本人の深いところを流れている形なきものを描いている。どうやら、僕はこういうものに魅かれる性質なようだ。

 今月に入ってから、風はまだ冷たいが陽の光は力をつけて、急に景色が明るさを増したように思える。庭の南側の畑では、枯れ草の中でそら豆が元気に育っていた。今年は、この畑を、無肥料、不耕起、無農薬の実験農場にするつもりだ。果たして、自然の生命循環だけで、どんな野菜がどれだけ収穫出来るか楽しみである。
 庭にクロガネモチを植えた。この季節、落葉樹の多い庭では、少し寂しさを感じてしまい、どうしても常緑樹を植えたくなる。植木屋に行ったら、真っ赤な可愛い実をたくさん付けているクロガネモチの木が眼に入った。そうだ、この木なら、僕には深い緑の葉を、小鳥たちには真っ赤な果実をプレゼントできると思って買い求めた。