2013年4月28日

田植えが始まる



朝早くから、裏の田んぼからトラクターの音が聞こえる。いよいよ、田んぼに水が入って、田植えの準備が始まったのだ。この連休に、どの家も息子や娘が里帰りして、孫らと一緒に田植えする。もうすぐすると、トラクターに代わって、子どもたちの歓声が聞こえるようになる。
心なしか、トラクターの騒音も嬉しそうに聞こえる。



先日、庭の木々が芽吹いたと思ったら、あっという間に茂り、今では、山小屋は、すっかり若葉に包まれた。
一年で最も生命が輝く季節。


2013年4月27日

瓦塚の窯跡

 
この洞穴は、いつ誰が掘ったものだと思う? 何と! 奈良時代に布目瓦を焼いた跡なのだ。中を覗くと、最近掘ったかのように、焚き口も瓦を焼いた焼成部も奥の煙抜きもはっきり判る。これまでに約30基もの窯跡が確認されていている。研究者の説明によると、この規模は日本一かもしれないという。ここから、石岡にあった常陸国の国府に国分寺や国分尼寺などを建立(741年)した際に屋根瓦などを供給したのだ。
 今から1200年の昔、僕が立っているこの場所で、多くの人が忙しく動き回り、焼き上がった瓦の出来具合に一喜一憂していたのかと思うと、一瞬、新緑の里山が目の前から消えた。どんな人たちが働いていたのだろうか? 何処から来て何処に消えたのだろうか?


2013年4月10日

テイクオフ


 Oさんご夫婦とカタクリを見に行った帰り、ハングライダーの基地を見学させていただいた。身近に見るハングライダーの大きさに驚いた。それもそのはず、体重と機材を合わせて100kgもある重量で大空を自由に飛び回るのだから。写真は、風向きや強さ、上昇気流や雲の動き、地形などを読んで、まさに今からテイク・オフしようとしているところ。自然を相手にしていることや、その飛ぶ原理、形状などから、ハングライダーは、動物それも鳥に最も近い乗り物かもしれない。
眼下は八郷盆地。山肌はヤマザクラと新緑のパステル模様。


若葉がまぶしい


2013年4月8日、午前7時41分。
庭の若葉は、朝の光を浴びて。



2013年4月6日

スプリング・エフェメラル




特別に、このブログを見た人だけに教えちゃおう!
今、カタクリが花盛り。「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」が、八郷近くに舞い降りているのは、来週いっぱいかな?
場所は、笠間市との境の山。(もう、分かったでしょう)





桜に見とれてしまう


またまた嬉しい発見があった。北側斜面に植えたオオシマザクラと仙台枝垂桜が初めて蕾を付けた。これで、今年は、滝桜のベニシダレザクラ、庭のオオヤマザクラと、4種類の桜が初めて花を咲かせた。すでに、一番大きなエドヒガンの枝垂桜は咲き終わったし、これからヤマザクラとカスミザクラが花を咲かす。サクラは大好きなので、種類はいろいろあるが、ソメイヨシノだけは無い。あの華やかすぎるのが苦手なのだ。
桜を眺めていて、谷郁雄の詩を思い出した。

 「不良中年」

 風景に/映る心

 心に映る/風景

 その心の風景に/今を盛りに/桜が咲いている

 ぼくらは/桜の花から/自由になれない民族

 春が来れば/不良少年も/不良中年も/桜の花の咲き具合と/散り具合を気にし/自分の人生の/どの辺りにいるのかと考える

 そろそろ/桜からは/自由になりたいと思うけれど
 今年もやっぱり/桜の花に見とれてしまう


ぼくは、「不良中年」の時代をとっくに過ぎたが、まだまだ桜から自由になれない。もうすこし、先のことらしい。