今朝の庭。昨夜の雨が枝先で凍って、それが朝日に照らされてキラキラと輝いている。幾千万の宝石に囲まれたよう。
2015年2月21日
2015年2月18日
誰の仕業か?
今頃から春先にかけてが、小鳥たちにとって食べ物が一番不足する時期である。秋に実った木の実草の実は食べ尽くしてしまったし、昆虫はまだ活動していない。いよいよ、彼らから僕のバードテーブルが頼りにされる時期がやってきた。
2015年2月14日
声高に言う奴は信じられない
もうすぐ4年目の3・11である。あの福島第一原発の事故は、本当に恐ろしかった。想定外だろうが何だろうが、こんなことは絶対にあってはならない。放射能は目に見えず理解するのが難しいため、僕らを底なしの不安に陥れる。事故から今日まで情報が錯綜し、様々な人が様々なことを言ってきた。中には、こうした不安を煽るかのように素人の野次馬根性で、根拠のない「情報」や「説」を流すものも少なくなかった。また、意図的・無意識的に真実を隠したり曲げるものもいた。これらが、風評や差別を生ずる元凶であることは間違いない。
こうした混乱の中、僕が事故直後から今までずっと信頼して自分の判断基準としてきたのは、物理学者 早野龍五(@hayano)が発信するツイッターの情報だった。彼は、情報が混乱と錯綜する中でも、淡々と冷静に科学的な様々なデーターを刻々と発表していた。彼が「もうダメだ!」と言ったら、本当に「最後なんだ」くらいに思った。だから、フォローする僕としても真剣だった。確か、福島で農業を営んでいる若い知人に、チェルノブイリでの放射能の農作物への影響に関する論文を紹介できたのも、彼の記事から教えてもらったからだ。カリウムがセシウムの吸収を阻止することも教えてもらった。内部被ばくのことも、子どもの甲状腺ガンのことも・・・。
昨日、流山へ帰って、近所の本屋へ散歩に行ったら、新潮文庫のコーナーに彼と糸井重里氏との対話を見つけた。パラパラとめくってみたら、糸井氏も僕とまったく同じ思いで、事故直後から早野さんをフォローしていたのを知って、急に親近感が湧いてニンマリしてしまった。本の中で、糸井氏が単刀直入に、「起きてしまった」ことの放射能レベルについて、また今後の影響について聞いている。それに対して早野さんは、科学者らしく明快に答えている。そればかりか、未来に向かっての「こころのありよう」も語っている。本物の科学者とはこういうものかと思った。
ところで、気になる放射能の影響について、早野氏が何と言っているかは本を買って読んでほしい(笑)。少しは気が楽になるでしょう。
2015年2月11日
カマドウマ
枕元にやってくる虫と遊ぶのを楽しみにしているのだが、この季節、虫の姿がめっきり減って寂しい思いをしていた。ところが、最近、小屋のどこかでカマドウマが大発生したようだ。昨夜も、顔の上に何か飛び乗ったものがあったので、あわててランプを付けたらこいつだった。昼間は、どこか物陰にかくれてじっとしているが、夜中になると出てきて、あちこち飛び回っている。人の顔の上だろうが、ピーの餌皿だろうが、流しの中だろうが御構い無しだ。よく見ると鼈甲色の粋な斑模様をしているし、立派な足で見事なジャンプをする。それに「竃馬」なんて、ちょっと気の利いた名前まで持っている。
しかし、最近の家庭では、「ベンジョコオロギ」なんて呼ばれて、不快昆虫として忌嫌われる。べつに噛み付いたり刺したりしないおとなしい昆虫なのだが、ゴキブリ同様に、昼間は湿った薄暗いところに集団でいて夜になると出歩き、何でもガツガツ食べるのが悪いらしい。
でも、考えてみると、長い歴史の間、隙間だらけの木と草と土でできた家に住んでいた日本人にとっては、こうした昆虫が、いつでも身の回りにいるのが当たり前で、昆虫や小動物と一緒に生活している方が自然だったのだろう。僕などは、子どもの頃、田舎の茅葺き屋根の家で、こうした虫たちと遊びながら育ったせいか郷愁みたいな感じすらする。決して叩き潰したり毒殺する気になれない。
しかし、最近の家庭では、「ベンジョコオロギ」なんて呼ばれて、不快昆虫として忌嫌われる。べつに噛み付いたり刺したりしないおとなしい昆虫なのだが、ゴキブリ同様に、昼間は湿った薄暗いところに集団でいて夜になると出歩き、何でもガツガツ食べるのが悪いらしい。
でも、考えてみると、長い歴史の間、隙間だらけの木と草と土でできた家に住んでいた日本人にとっては、こうした昆虫が、いつでも身の回りにいるのが当たり前で、昆虫や小動物と一緒に生活している方が自然だったのだろう。僕などは、子どもの頃、田舎の茅葺き屋根の家で、こうした虫たちと遊びながら育ったせいか郷愁みたいな感じすらする。決して叩き潰したり毒殺する気になれない。
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