2016年1月14日

日向ぼっこしながら読書



 最近、天気が良い日は、朝食を済ますと庭に出ていつもの椅子に座って日向ぼっこをするのが習慣になっている。その時、カップになみなみと注いだコーヒーとお気に入りの本を携えることも忘れない。今朝の本は、スウェーデンの医療心理学者であるニルス・ウッデンベリ著の『老人と猫』である。教授は「自分は猫を飼う柄ではないと抵抗しつつも、いつの間にかキティ(猫)のちょっとした表情や素振りに一喜一憂するようになり」、猫の心の中をあれこれ想像したり考察せずにはいられなくなってくる。ふたりの温かく、少しユーモラスな「ラブ・ストーリー」である。それに、アーネ・グスタフソンの描いたイラストが、可愛くて素敵だ。表紙の絵など、我が家のピーにそっくりだし、読み進めていくうちに、似ているのはイラストだけではなくて、彼の家のキティの仕草や環境までが同じなので思わず微笑んでしまった。また、彼の関心も僕と同じだ。すなわち「人と猫はどれだけ意思が通じあえるか?」、「猫には人間と同じ愛情や感謝などの感情があるのだろうか?」、「猫の世界を理解しよう!」ということである。この点、どうやら、ピーの方が賢そうだし、猫との関係も僕の方が彼より密接なようだ。だって、我が家のピーは呼べばちゃんと鳴いて答えるし、長く留守にして帰ってきた時などは、大喜びで出迎えてくれる。姿が見えない時でも、「僕はここだよ!」と小さく鳴いて居場所を教えてくれる。(・・・本を紹介するつもりが、つい猫自慢になってしまった。)

 そう、この本は、猫好きの人にもそうでない人にも一読に値する楽しい本だ。とくに今朝のような気持ちの良い朝、暖かな日差しを浴びながら脇に可愛い猫を侍らせて読むには最もふさわしい本である。



 

2016年1月1日

今年の初日の出







 明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。

 先ほど、かすみがうら市の雪入りふれあいの里公園から帰ってきました。毎年、ここで初日の出を迎えることにしているのです。暖かく穏やかな晴天に恵まれて、とても美しい日の出と出会えました。地平線の雲の切れ目から、暖かい赤色の太陽が力強く昇ってきました。今年は、良き年であるような予感に満ちた日の出でした。